第111回医師国家試験 B7(2017年)
正答:e
問題
分娩時の異常と発症時期との組合せで誤っているのはどれか。
| 分娩時の異常 | 発症時期 | |
|---|---|---|
| a | 臍帯下垂 | 分娩第1期 |
| b | 会陰裂傷 | 分娩第2期 |
| c | 過強陣痛 | 分娩第2期 |
| d | 不正軸進入 | 分娩第1期 |
| e | 子宮内反症 | 分娩第2期 |
正答の理由
子宮内反症は、典型的には胎児娩出後の胎盤娩出に関連して生じるため、分娩第3期との組合せが適切です。胎盤娩出前の過度の臍帯牽引などが誘因になります。各異常が記載された時期以外には決して生じない、という問題ではありません。
各選択肢の検討
a.正しい組合せ。臍帯下垂は破水前に臍帯が先進部より下方に位置する状態で、分娩第1期に認めます。
b.正しい組合せ。胎児娩出時の伸展により、分娩第2期に生じます。
c.正しい組合せ。過強陣痛は第2期にも起こります。第2期だけに限られるわけではありません。
d.正しい組合せ。児頭の進入異常として、第1期の分娩進行を評価する際に問題となります。
e.誤った組合せ。典型的には胎児娩出後、胎盤を娩出する第3期に生じます。
覚えるポイント
胎児娩出までが第2期、胎盤娩出までが第3期。子宮内反症は第3期を対応させる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。