第111回医師国家試験 B2(2017年)
正答:d
問題
医療、介護および福祉の分野で連携する職種の専門性や主たる役割について最も適切なのはどれか。
a.介護支援専門員は要介護度を判定する。
b.管理栄養士は高齢者施設で調理を担当する。
c.作業療法士は基本的動作能力の回復を図る。
d.言語聴覚士は摂食・嚥下の機能回復を図る。
e.民生委員は生活保護の受給資格を判定する。
正答の理由
言語聴覚士は、言語・聴覚・発声などの障害に加え、摂食・嚥下障害の評価と訓練にも関わります。実際の業務の重なりと、資格の主たる専門領域を区別します。
各選択肢の検討
a.誤り。主にケアプラン作成やサービス調整を担います。要介護認定は介護認定審査会の審査・判定を踏まえて市町村が行います。
b.誤り。栄養状態の評価、栄養指導、給食管理などが専門です。調理に関わる場合があっても、主たる専門性を調理のみとしません。
c.誤り。基本的動作能力の回復は理学療法の中心です。作業療法は日常生活・社会生活に必要な応用的動作や社会適応を支援します。
d.正しい。摂食・嚥下障害への訓練や助言を担当します。
e.誤り。地域住民の相談や援助、関係機関との連絡を担います。生活保護の決定は福祉事務所などの保護の実施機関が行います。
覚えるポイント
STには摂食・嚥下、PTには基本動作、OTには生活上の応用動作を対応させる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。