帯状疱疹の抗ウイルス治療|第111回医師国家試験A44

第111回医師国家試験 A44(2017年)

正答:b

問題

80歳の男性。右胸部の疼痛を伴う皮疹を主訴に来院した。2日前から症状を自覚していた。昨日から次第に悪化し、今朝衣服に浸出液が付着していることに気付いたため受診した。右胸部の写真(別冊No.18)を別に示す。

適切な治療薬はどれか。

a.メロペネム

b.バラシクロビル

c.オセルタミビル

d.フルコナゾール

e.レボフロキサシン

右胸部の皮疹
右胸部の皮疹 / 出典:厚生労働省・第111回A別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

右胸部に片側性・帯状に分布する水疱と疼痛があり、帯状疱疹を考えます。発症2日目であり、水痘・帯状疱疹ウイルスに有効なバラシクロビルを選びます。高齢者では腎機能を確認し投与量を調整します。

画像の見方

右胸部に紅斑と集簇する水疱・びらんが帯状に分布しており、疼痛を伴う病歴と対応します。

各選択肢の検討

a.細菌に対する抗菌薬で、VZVを治療しません。

b.正しい。帯状疱疹に用いる抗ヘルペスウイルス薬です。

c.インフルエンザに用いる薬剤で、帯状疱疹の治療薬ではありません。

d.抗真菌薬であり、VZVには適応しません。

e.抗菌薬であり、帯状疱疹の原因ウイルスを治療しません。

覚えるポイント

片側の皮節に沿う疼痛と水疱は帯状疱疹を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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