両側乳房痛と乳腺症|第111回医師国家試験A1

第111回医師国家試験 A1(2017年)

正答:b

問題

両側乳房の疼痛を主訴とする乳腺疾患で最も頻度が高いのはどれか。

a.乳癌

b.乳腺症

c.線維腺腫

d.葉状腫瘍

e.乳管内乳頭腫

正答の理由

乳腺症では、ホルモンの変化に関連して両側乳房の張りや痛みが出現し、月経前に増悪することがあります。提示された疾患のうち、両側の乳房痛で最も典型的なのは乳腺症です。ただし、痛みがあることだけで乳癌を除外することはできず、持続する腫瘤や血性分泌などは別途評価します。

各選択肢の検討

a.痛みを伴うこともありますが、両側乳房痛の最も頻度の高い原因ではありません。

b.正しい。両側の疼痛・張りが月経周期に伴って変動することがあります。

c.可動性のある限局性腫瘤が典型で、両側のびまん性疼痛が主な特徴ではありません。

d.増大する腫瘤が問題となり、両側乳房痛の代表疾患ではありません。

e.血性などの乳頭分泌が手掛かりで、両側乳房痛が最も典型的という疾患ではありません。

覚えるポイント

両側・周期性の乳房痛では乳腺症を考えるが、腫瘤や血性分泌の評価は省かない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第111回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました