第110回医師国家試験 I35(2016年)
正答:a・e
問題
光線過敏がみられるのはどれか。2つ選べ。
a.ペラグラ
b.扁平苔癬
c.Darier病
d.Gibertばら色粃糠疹
e.全身性エリテマトーデス(SLE)
正答の理由
ペラグラではナイアシン欠乏により光線過敏性皮膚炎を生じ、SLEの皮疹も紫外線で誘発・増悪しやすいのでa、eが正解です。
各選択肢の検討
a.ナイアシン欠乏症であるペラグラは、露光部に光線過敏性皮膚炎を生じます。
b.扁平苔癬は苔癬型の炎症性皮疹ですが、選択肢の中で光線過敏を代表する疾患ではありません。
c.Darier病は毛包一致性の角化性丘疹を主とする遺伝性角化症で、典型的な光線過敏疾患ではありません。
d.Gibertばら色粃糠疹は体幹に楕円形の紅斑・鱗屑が広がる疾患で、光線過敏が特徴ではありません。
e.SLEの皮疹は露光部に出現し、紫外線曝露で誘発・増悪することがあります。
覚えるポイント
ペラグラとSLEは、光曝露に関連する皮疹を来す代表例です。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(I問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- DermNet: Pellagra
- DermNet: Systemic lupus erythematosus
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。