第110回医師国家試験 I26(2016年)
正答:c
問題
逆耐性現象を示すのはどれか。
a.大麻精神病
b.LSD 精神病
c.覚醒剤精神病
d.コカイン精神病
e.アルコール精神病
正答の理由
逆耐性(sensitization)は、反復使用により同じ量の薬物への反応が強まり、以前より少ない使用でも精神病症状が誘発されやすくなる現象を指す。覚醒剤の反復使用後に精神病症状が再燃しやすい経過が代表的である。
各選択肢の検討
a.大麻使用でも精神病性障害を生じうるが、逆耐性の典型として問われるのは覚醒剤である。
b.LSDは幻覚剤による精神病状態を起こしうるが、逆耐性現象の代表ではない。
c.反復使用後に少量でも精神病症状が再燃しやすくなる覚醒剤精神病が典型である。
d.コカインも精神病症状を起こしうるが、本問の逆耐性の代表は覚醒剤精神病である。
e.アルコールでは耐性形成や離脱せん妄などが問題となるが、逆耐性の代表としては扱わない。
覚えるポイント
覚醒剤では反復使用に伴う感作で、少量でも精神病症状が再燃することがある。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。