第110回I問題12|第110回医師国家試験I12

第110回医師国家試験 I12(2016年)

正答:d

問題

胃噴門周囲の静脈瘤(Lg-c)の治療法はどれか。

a.肝動脈塞栓術

b.内視鏡的粘膜切除術

c.内視鏡的静脈瘤結紮術

d.内視鏡的静脈瘤硬化療法

e.バルーン閉塞下逆行性経静脈塞栓術〈BRTO〉

正答の理由

Lg-cは胃噴門部の静脈瘤で、選択肢では内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)が公式正答である。ただし結紮術も状況により使われ得るため、静脈瘤の部位や血流・短絡路をみて治療を選ぶ。

各選択肢の検討

a.肝動脈塞栓術は胃静脈瘤の門脈系流入路に対する標準治療ではありません。

b.内視鏡的粘膜切除術は表在性消化管腫瘍の切除法であり、静脈瘤には行いません。

c.内視鏡的静脈瘤結紮術も噴門部静脈瘤に用いられることはありますが、本問の公式正答は硬化療法です。病変の形態や出血状況で選択が変わります。

d.内視鏡的静脈瘤硬化療法は静脈瘤に薬剤を注入して閉塞させる方法で、Lg-cに対する本問の正答です。

e.BRTOは胃腎短絡路などを介する胃底部・噴門胃底部静脈瘤でよく用いられ、Lg-cの第一選択とは異なります。

覚えるポイント

胃静脈瘤は部位分類に応じて治療法を選ぶ。食道静脈瘤に連続するLg-cと胃底部主体のLg-f/Lg-cfを区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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