第110回I問題10|第110回医師国家試験I10

第110回医師国家試験 I10(2016年)

正答:d

問題

急性期の脳梗塞で t-PA〈tissue plasminogen activator〉の投与が禁忌となる検査値はどれか。

a.血糖 200 mg/dL

b.血小板 15 万/mm³

c.収縮期血圧 180 mmHg

d.PT-INR 2.0(基準 0.9〜1.1)

e.NIHSS〈NIH stroke scale〉20/42 点

正答の理由

PT-INR 2.0は血液凝固異常にあたり、急性期脳梗塞の静注血栓溶解療法で出血リスクを高める禁忌基準(INR >1.7)を超える。

各選択肢の検討

a.血糖200 mg/dLは単独ではt-PA禁忌値ではありません。極端な低血糖・高血糖では鑑別や補正が必要です。

b.血小板15万/mm³は基準値内で、禁忌となる血小板数(10万/mm³未満)を下回りません。

c.収縮期血圧180 mmHgは投与前の上限185 mmHg未満です。拡張期血圧など他の条件も評価します。

d.PT-INR 2.0は1.7を超えるため、静注t-PA投与は禁忌です。

e.NIHSS 20点は重症度を示しますが、それ自体は絶対禁忌の検査値ではありません。

覚えるポイント

静注アルテプラーゼではPT-INR >1.7が禁忌。血圧、血小板数、発症時刻なども別に確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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