第110回I問題5|第110回医師国家試験I5

第110回医師国家試験 I5(2016年)

正答:e

問題

急性胆囊炎の治療はどれか。

a.EST〈Endoscopic Sphincterotomy〉

b.EBS〈Endoscopic Biliary Stenting〉

c.ENBD〈Endoscopic Nasobiliary Drainage〉

d.EPBD〈Endoscopic Papillary Balloon Dilatation〉

e.PTGBD〈Percutaneous Transhepatic Gallbladder Drainage〉

正答の理由

急性胆嚢炎で手術リスクが高い患者に胆嚢を経皮経肝的に穿刺・ドレナージするPTGBDは、選択肢中の胆嚢減圧法である。適応があれば胆嚢摘出術が根治治療となる。

各選択肢の検討

a.ESTは十二指腸乳頭括約筋を切開し、主に総胆管結石や胆管ドレナージに用います。

b.EBSは胆管内にステントを留置する方法で、胆管閉塞の解除に用います。

c.ENBDは経鼻胆管ドレナージで、胆管を減圧する手技です。胆嚢炎の胆嚢ドレナージではありません。

d.EPBDは乳頭をバルーン拡張する手技で、胆管結石治療に使われます。

e.PTGBDは胆嚢に直接ドレナージチューブを留置するため、選択肢中で急性胆嚢炎に対する胆嚢ドレナージに該当します。

覚えるポイント

急性胆嚢炎で胆嚢ドレナージを行う手技がPTGBD。胆管ドレナージ(EBS・ENBD)や乳頭処置(EST・EPBD)と区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第110回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました