第110回医師国家試験 I2(2016年)
正答:a
問題
微生物と生物学的分類の組合せで正しいのはどれか。
a.クラミジア ― 細胞内寄生菌
b.マイコプラズマ ― 抗酸菌
c.トキソプラズマ ― 真菌
d.ニューモシスチス ― 原虫
e.クリプトコッカス ― 嫌気性菌
正答の理由
クラミジアは細胞内で増殖する偏性細胞内寄生性細菌であり、正しい組合せです。
各選択肢の検討
a.クラミジアは宿主細胞内で増殖する細菌です。感染性の基本小体と増殖型の網様体を持ちます。
b.マイコプラズマは細胞壁を持たない細菌で、抗酸菌ではありません。
c.トキソプラズマはアピコンプレックス門に属する原虫であり、真菌ではありません。
d.Pneumocystis jirovecii は現在、原虫ではなく真菌に分類されます。
e.Cryptococcus は莢膜を持つ酵母様真菌であり、嫌気性菌ではありません。
覚えるポイント
微生物の分類では、クラミジアは偏性細胞内寄生性細菌、Pneumocystis と Cryptococcus は真菌と整理する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(I問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- CDC/NIH: Biosafety in Microbiological and Biomedical Laboratories, 6th ed. – Chlamydiae
- CDC: Pneumocystis jirovecii classification
- CDC: About Cryptococcosis
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。