パルスオキシメトリの原理と使用|第110回医師国家試験H15

第110回医師国家試験 H15(2016年)

正答:e

問題

15 パルスオキシメトリについて正しいのはどれか。

a.使用前に装置の滅菌が必要である。

b.静脈血の酸素飽和度を計測できる。

c.一酸化炭素中毒の診断に有用である。

d.過換気症候群の患者で測定値が低下する。

e.麻酔中の持続的モニターとして使用される。

正答の理由

パルスオキシメータは動脈血の拍動成分を利用して経皮的に酸素飽和度を推定し、麻酔中の酸素化を連続監視するために用いられる。標準的な装置は静脈血酸素飽和度を測らず、一酸化炭素ヘモグロビンを識別できないため一酸化炭素中毒の診断には使えない。

各選択肢の検討

a.誤り。装置は患者ごとに滅菌する機器ではなく、適切な清拭・感染対策を行う。

b.誤り。標準的パルスオキシメータは動脈血の酸素飽和度を推定し、静脈血酸素飽和度は測定しない。

c.誤り。一酸化炭素ヘモグロビンを酸化ヘモグロビンと区別できず、SpO₂が見かけ上正常になることがある。

d.誤り。過換気だけでは通常SpO₂は低下せず、動脈血酸素化は保たれる。

e.正しい。麻酔中の酸素化を持続的に評価する方法として使用される。

覚えるポイント

麻酔中はパルスオキシメータで酸素化を持続的に監視する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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