喀痰塗抹に適した検体の細胞数|第110回医師国家試験H5

第110回医師国家試験 H5(2016年)

正答:d

問題

5 微生物検査で塗抹鏡検に適した品質の良い喀痰の好中球の数と扁平上皮細胞の数との組合せで正しいのはどれか。

ただし、数値は倍率100倍で鏡検時の1視野あたりの細胞数を表す。

好中球扁平上皮細胞

a.0 0

b.5 5

c.5 30

d.30 5

e.30 30

正答の理由

良質な喀痰は下気道由来の好中球が多く、口腔内混入を示す扁平上皮細胞が少ない。100倍で1視野あたり好中球30、扁平上皮細胞5の組合せは、この基準を満たす。

各選択肢の検討

a.誤り。好中球がなく、炎症性分泌物を含む良質喀痰とは判断しにくい。

b.誤り。好中球が少なく、扁平上皮細胞も認めるため、良質な下気道検体の基準を満たさない。

c.誤り。扁平上皮細胞30個は口腔内由来の混入が多いことを示す。

d.正しい。好中球が多く、扁平上皮細胞が少ないため、下気道由来の良質な検体と考える。

e.誤り。扁平上皮細胞30個と多く、唾液など口腔内成分の混入が疑われる。

覚えるポイント

塗抹標本では好中球が多く、扁平上皮細胞が少ない喀痰を選ぶ。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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