胎児心拍数陣痛図|第110回医師国家試験G38

第110回医師国家試験 G38(2016年)

正答:b・d

問題

妊娠37週の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 4)を別に示す。認められる所見はどれか。2つ選べ。

a.一過性頻脈

b.心拍数基線正常

c.変動一過性徐脈

d.遅発一過性徐脈

e.遷延一過性徐脈

胎児心拍数陣痛図。基線約140〜150/分で、子宮収縮後に緩徐な心拍数低下が反復する。
別冊No.4 / 出典:厚生労働省・第110回G別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

基線はおよそ140〜150/分で正常範囲にあり、子宮収縮の頂点より遅れて始まり、頂点より後に最下点となる緩やかな一過性徐脈が反復している。したがって心拍数基線正常と遅発一過性徐脈の組合せが正しい。

各選択肢の検討

a.誤り。一過性頻脈(基線から15/分以上上昇し15秒以上続く変化)は認めません。

b.正しい。基線はおよそ140〜150/分で、正常範囲(110〜160/分)です。

c.誤り。急峻な下降と回復を示す変動一過性徐脈の波形ではありません。

d.正しい。緩やかな徐脈の最下点が子宮収縮の頂点より遅れており、遅発一過性徐脈です。

e.誤り。遷延一過性徐脈は3分を超える徐脈です。この図の徐脈は各々およそ1分程度で回復しており、遅発一過性徐脈です。

覚えるポイント

胎児心拍数陣痛図では基線をまず確認し、徐脈が子宮収縮に対して遅れて現れるか、急峻で時間関係が一定しないかを見分ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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