第110回医師国家試験 G34(2016年)
正答:d・e
問題
精神機能とその障害による精神症状との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a.意識―幻覚
b.感情―昏迷
c.気質―感情失禁
d.思路―連合弛緩
e.自我意識―離人症
正答の理由
精神機能の分類では、連合弛緩は思考過程(思路)の障害、離人症は自我意識の障害である。幻覚は知覚の異常、昏迷は意欲・精神運動の異常に分類され、組合せを区別する。
各選択肢の検討
a.誤り。幻覚は意識そのものではなく、知覚の異常です。
b.誤り。昏迷は感情の障害ではなく、意欲・精神運動の異常として扱われます。
c.誤り。感情失禁は感情の調節・表出の異常で、気質の異常ではありません。
d.正しい。連合弛緩は思考のまとまりが失われる思路障害です。
e.正しい。離人症は自己の存在や体験が自分のものではないように感じる自我意識の障害です。
覚えるポイント
精神症状は意識・知覚・思考過程・感情・自我意識のどの機能に属するかで整理する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(G問題)
- 日本生物学的精神医学会誌:精神症状学・思路障害/連合弛緩
- 島根県:任意入院者の定期病状報告書(精神症状の区分)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。