胎児発育不全における血流再分配|第110回医師国家試験G33

第110回医師国家試験 G33(2016年)

正答:a・d

問題

不均衡型の胎児発育不全で、慢性の低酸素血症のために相対的に血流増加がみられる組織はどれか。2つ選べ。

a.脳

b.肝臓

c.小腸

d.心筋

e.骨格筋

正答の理由

胎盤機能不全などによる慢性低酸素では、胎児は脳や心臓など重要臓器へ血流を優先的に配分し、肝臓・腸管・骨格筋などへの血流を相対的に減らす(brain-sparing)。

各選択肢の検討

a.正しい。脳血管抵抗を下げ、脳血流を保とうとするbrain-sparing反応がみられます。

b.誤り。肝臓は重要臓器への血流再分配で相対的に血流が減る側です。

c.誤り。消化管血流は低酸素時に相対的に減少します。

d.正しい。心筋を含む心臓も優先的に灌流されます。

e.誤り。骨格筋などの末梢組織は相対的に血流が減少します。

覚えるポイント

慢性胎児低酸素では脳・心臓を優先し、腹部臓器や骨格筋への血流を減らす。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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