第110回医師国家試験 G29(2016年)
正答:d
問題
薬事について正しいのはどれか。
a.薬剤師も処方箋を交付できる。
b.薬価は医療機関により異なる。
c.医師は患者に特定の薬局を指定できる。
d.お薬手帳により投薬の状況が把握できる。
e.医薬分業は患者の不必要な受診を抑えることを目的とする。
正答の理由
お薬手帳には処方薬・調剤薬などの情報を継続して記録でき、医療機関や薬局で服薬状況、重複投与、相互作用を確認する助けになる。
各選択肢の検討
a.誤り。処方箋を交付できるのは医師または歯科医師であり、薬剤師は処方箋に基づいて調剤します。
b.誤り。保険診療で用いる薬価は国の薬価基準で定められ、医療機関ごとに自由に設定するものではありません。
c.誤り。患者が選ぶ薬局で調剤を受けるのが原則で、医師が特定薬局を指定することはできません。
d.正しい。お薬手帳に服薬情報を記録し、医療機関・薬局間で共有することで投薬状況を把握できます。
e.誤り。医薬分業の目的は処方・調剤の確認など薬物療法の安全性・適正性を高めることであり、受診回数を減らすことではありません。
覚えるポイント
お薬手帳は薬歴の共有により重複投与や相互作用を防ぐために活用する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。