FASTの主目的は腹腔内遊離液や心嚢液など、体腔内出血の迅速な検出。|第110回医師国家試験F14

第110回医師国家試験 F14(2016年)

正答:e

問題

外傷の初期診療において迅速簡易超音波検査(FAST)で確認するのはどれか。

a.骨折

b.気胸

c.大動脈径

d.臓器損傷

e.体腔内出血

正答の理由

FASTは外傷初期にベッドサイドで行い、腹腔内の遊離液や心嚢液など体腔内出血を迅速に探す超音波検査です。臓器損傷そのものの確定にはCTなどが必要になることがあります。

各選択肢の検討

a.誤り。骨折評価は単純X線やCTなどで行い、FASTの主な対象ではありません。

b.誤り。気胸の評価は拡張FAST(E-FAST)に含まれますが、通常のFASTの主な確認対象ではありません。

c.誤り。大動脈径の測定はFASTの目的ではありません。

d.誤り。FASTは臓器の形態的損傷を網羅的に診断する検査ではなく、主に体腔内の遊離液を探索します。

e.正しい。腹腔内遊離液や心嚢液を迅速に確認し、体腔内出血を疑う検査です。

覚えるポイント

FASTの主目的は腹腔内遊離液や心嚢液など、体腔内出血の迅速な検出。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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