せん妄は急性・変動性の注意や意識の障害であり、慢性の知能低下とは区別する。|第110回医師国家試験F11

第110回医師国家試験 F11(2016年)

正答:d

問題

せん妄の症候でないのはどれか。

a.幻覚

b.興奮

c.錯覚

d.知能低下

e.意識障害

正答の理由

せん妄は急性に発症し、注意・意識や認知が変動する状態で、幻覚や錯覚、興奮などがみられることがあります。慢性的な知能低下は認知症などを考える所見で、せん妄の典型的症候ではありません。

各選択肢の検討

a.せん妄では視覚性などの幻覚が知覚の変化として出現することがあります。

b.精神運動性亢進型では落ち着きのなさや興奮がみられます。

c.知覚のゆがみとして錯覚がみられることがあります。

d.正しい。持続的・慢性的な知能低下は認知症などの特徴で、急性に変動するせん妄の典型症候ではありません。

e.せん妄では注意障害とともに意識・覚醒の変化がみられます。

覚えるポイント

せん妄は急性・変動性の注意や意識の障害であり、慢性の知能低下とは区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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