食形態は嚥下機能に合わせて選び、流動食を一律に勧めない。|第110回医師国家試験F9

第110回医師国家試験 F9(2016年)

正答:b

問題

嚥下機能検査にて経口摂取が可能であると判断された誤嚥性肺炎の既往を持つ高齢者への対応として適切でないのはどれか。

a.食後の座位保持

b.流動食の推奨

c.摂食嚥下訓練

d.栄養評価

e.口腔ケア

正答の理由

嚥下機能に合わせて食形態や姿勢を個別に調整し、訓練、栄養評価、口腔ケアを行います。「流動食」を一律に勧めることは適切ではありません。さらさらした液体は嚥下反射の遅れがある人では咽頭へ速く流れ、誤嚥につながることがあり、必要な食形態は検査結果に応じて選びます。

各選択肢の検討

a.正しい対応。食後の座位保持は逆流や誤嚥のリスクに配慮した姿勢管理の一つです。

b.適切でない。さらさらした流動食を全員に勧めるのではなく、嚥下検査に基づき安全な食形態を個別に選びます。

c.正しい対応。評価に基づく摂食嚥下訓練は、機能維持・改善や安全な経口摂取を目指す方法です。

d.正しい対応。栄養状態や摂取量を評価し、低栄養を防ぐための支援につなげます。

e.正しい対応。口腔内を清潔に保つことは、誤嚥時の細菌量を減らし肺炎予防に役立ちます。

覚えるポイント

食形態は嚥下機能に合わせて選び、流動食を一律に勧めない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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