第110回医師国家試験 F7(2016年)
正答:e
問題
心電図(別冊No.1)を別に示す。
認められる所見はどれか。
a.右軸偏位
b.心房細動
c.補充調律
d.左脚ブロック
e.Ⅰ度房室ブロック

正答の理由
心電図は規則的な洞調律で、各P波の後にQRS波が続きます。PR間隔は延長していますが、QRS幅は著明に広くなく、Ⅰ度房室ブロックに合致します。
画像の見方
規則的な洞調律で各P波にQRS波が続きます。PR間隔が延長しています。QRS幅は著明に延長していません。
各選択肢の検討
a.誤り。四肢誘導のQRS極性から右軸偏位を示す所見ではありません。
b.誤り。P波が認められ、RR間隔も概ね規則的であり、心房細動の所見ではありません。
c.誤り。洞調律のP波に続いてQRS波が出現しており、補充調律ではありません。
d.誤り。QRS幅は左脚ブロックに相当するほど延長しておらず、典型的な形態もありません。
e.正しい。各P波の後にQRS波があり、PR間隔が延長しているためⅠ度房室ブロックです。
覚えるポイント
Ⅰ度房室ブロックはP波からQRS波までのPR間隔が0.20秒を超えて延長し、全てのP波の後にQRS波が続く。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。