第110回医師国家試験 E26(2016年)
正答:b
問題
肺腺癌において上皮成長因子受容体(EGFR )の遺伝子変異と強く関連する因子はどれか。
a.男性
b.日本人
c.喫煙者
d.飲酒歴
e.家族歴
正答の理由
肺腺癌のEGFR遺伝子変異は東アジア人で頻度が高く、非喫煙者、女性に多い。選択肢で強く関連するのは日本人である。
各選択肢の検討
a.誤り。EGFR変異は男性より女性に多い傾向があり、男性が強い関連因子とはいえません。
b.正しい。EGFR変異は欧米人より東アジア人の肺腺癌で高頻度です。
c.誤り。EGFR変異は喫煙者より非喫煙者に多く、喫煙は関連が弱い方向です。
d.誤り。飲酒歴はEGFR変異の強い関連因子として確立していません。
e.誤り。家族歴より人種・喫煙歴などが関連し、本問の強い関連因子ではありません。
覚えるポイント
肺腺癌のEGFR変異は東アジア人・非喫煙者に多い。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(E問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 医学・制度根拠
- PIONEER study: EGFR mutation and clinical characteristics in Asian NSCLC
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。