第110回医師国家試験 E23(2016年)
正答:b
問題
地域保健について正しいのはどれか。
a.婦人相談所は家庭内暴力を契機に設置された。
b.保健所には必ず医師を置かなければならない。
c.地方衛生研究所は地域保健法に基づき設置されている。
d.市町村保健センターは伝染病の予防のために設置されている。
e.町村は地域保健対策を円滑に実施するための人材の確保又は資質の向上の支援に関する計画を定める。
正答の理由
保健所には医師を配置することが必要である。保健所長は原則医師だが、医師確保が著しく困難な場合は、所定の要件を満たす医師以外の者を所長とする例外があり、その場合も保健所への医師の職員配置が求められる。
各選択肢の検討
a.誤り。婦人相談所は売春防止法を背景に設置され、DVを契機とするものではありません。
b.正しい。保健所長に非医師を充てる特例はありますが、その場合も当該保健所に医師を職員として配置する必要があります。
c.誤り。地方衛生研究所の設置根拠を地域保健法とするのは正確でありません。
d.誤り。市町村保健センターは市町村の地域保健活動拠点で、感染症対策のみを目的としません。
e.誤り。この人材確保・資質向上支援の計画を定めるのは都道府県で、町村ではありません。
覚えるポイント
保健所長は原則医師。例外的に医師以外の所長を認める場合にも、常勤の公衆衛生医師を当該保健所に置く。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(E問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 厚生労働省:保健所長の医師資格要件(地域保健法施行令第4条の例外と常勤医師配置)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。