急性腎障害の緊急透析適応|第110回医師国家試験E5

第110回医師国家試験 E5(2016年)

正答:c

問題

急性腎不全で血液透析を行うべき検査値はどれか。

a.血清尿酸10 mg/dL

b.血清尿素窒素38 mg/dL

c.血清カリウム7.0 mEq/L

d.動脈血HCO₃⁻ 20 mEq/L

e.血清クレアチニン1.8 mg/dL

正答の理由

血清カリウム7.0 mEq/Lは致死性不整脈につながる重度高カリウム血症で、緊急補正・透析を要する。BUNやクレアチニンの単独値には透析開始の一律閾値はなく、臨床状況と電解質・体液・酸塩基異常で判断する。

各選択肢の検討

a.誤り。尿酸値単独は緊急透析適応になりません。

b.誤り。BUN 38 mg/dL単独では透析適応を決めません。

c.正しい。重度高カリウム血症は生命を脅かし、緊急の透析適応です。

d.誤り。HCO₃⁻ 20 mEq/Lは単独では重度アシドーシスとはいえません。

e.誤り。クレアチニン値の単独閾値ではなく、臨床所見・傾向で判断します。

覚えるポイント

急性腎障害での緊急透析適応には治療抵抗性の重度高カリウム血症、重度アシドーシス、肺水腫、尿毒症合併症がある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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