高齢者高血圧の特徴|第110回医師国家試験D10

第110回医師国家試験 D10(2016年)

正答:a

問題

高齢者における高血圧症について正しいのはどれか。

a.収縮期高血圧症が多い。

b.起立性低血圧の合併が少ない。

c.高用量の降圧剤で治療を開始する。

d.若年者より降圧目標とする血圧値が低い。

e.有病率の男女差が若年と比較して大きい。

正答の理由

加齢による大動脈などの硬化で血管の伸展性が低下し、収縮期血圧が上がる孤立性収縮期高血圧が多くなる。高齢者では起立性低血圧や薬剤有害事象に注意し、少量から慎重に調整する。

各選択肢の検討

a.動脈の硬化・伸展性低下により孤立性収縮期高血圧が多い。

b.高齢者では自律神経機能や薬剤の影響で起立性低血圧を合併し得る。

c.副作用を避けるため、一般に少量から開始して調整する。

d.目標値は併存症や忍容性を踏まえて定め、若年者より一律に低くはしない。

e.高齢期には男女とも有病率が高くなり、男女差が一律に大きくなるとはいえない。

覚えるポイント

高齢者では動脈硬化に伴う孤立性収縮期高血圧が典型的である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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