第110回医師国家試験 D2(2016年)
正答:d
問題
外科的切除が標準治療となるのはどれか。
a.乳腺症
b.女性化乳房
c.乳腺線維腺腫
d.乳腺葉状腫瘍
e.乳腺乳管内乳頭腫
正答の理由
乳腺葉状腫瘍は線維上皮性腫瘍であり、針生検だけでは線維腺腫との鑑別が難しいことがあるため、腫瘍全体を切除して診断・治療する。
各選択肢の検討
a.乳腺症は通常、症状や画像所見に応じて経過観察・精査を行う。
b.女性化乳房は原因評価や薬剤調整が基本で、全例に切除はしない。
c.線維腺腫は良性と診断できれば経過観察も可能である。
d.葉状腫瘍は局所再発を防ぐため外科的切除が基本となる。
e.乳管内乳頭腫は異型の有無などで切除を判断し、一律の標準治療とはいえない。
覚えるポイント
葉状腫瘍が疑われる線維上皮性病変では外科的切除生検が推奨される。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 D(問題冊子 p.1)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- ASBrS/SBI 2025 guideline: benign breast fibroepithelial lesions
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。