第110回医師国家試験 C15(2016年)
正答:a
問題
公的医療保険の給付対象となるのはどれか。
a.禁煙治療
b.正常分娩
c.人間ドック
d.介護予防サービス
e.日本脳炎の予防接種
正答の理由
禁煙治療は、ニコチン依存症など所定の条件を満たす場合に健康保険が適用されます。正常分娩、人間ドック、予防接種は通常、療養の給付の対象ではありません(自治体助成などは別制度)。介護予防サービスは介護保険の枠組みです。
各選択肢の検討
a.正しい。所定の要件を満たすニコチン依存症の禁煙治療は保険診療の対象です。
b.誤り。正常分娩そのものは通常、健康保険の療養の給付対象ではありません。出産育児一時金は別の給付です。
c.誤り。健康者が受ける人間ドックは通常の診療ではなく、公的医療保険の療養の給付対象ではありません。
d.誤り。介護予防サービスは介護保険制度のサービスであり、公的医療保険の給付とは別です。
e.誤り。予防接種は治療ではなく、通常は健康保険の給付対象ではありません。定期接種の公費助成は別制度です。
覚えるポイント
健康保険の給付は疾病の治療が原則で、要件を満たす禁煙治療は保険適用される。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 C(問題冊子 p.1–5)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 厚生労働省 e-ヘルスネット:禁煙治療と健康保険の適用条件
- 厚生労働省:正常分娩は療養の給付の対象外(出産費用の考え方)
- 厚生労働省:予防接種に健康保険は適用されない
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。