第110回医師国家試験 C12(2016年)
正答:c
問題
診療に関する諸記録について誤っているのはどれか。
a.検査所見記録は医療法に定められている。
b.退院時要約は外来診療との連携に活用される。
c.処方箋は調剤済みとなった時点で破棄される。
d.診療録は電子カルテとして保存することも可能である。
e.入院診療計画書には予定する検査、手術および投薬を記載する。
正答の理由
誤りはcです。調剤済み処方箋は破棄されるのではなく、薬局開設者が調剤日から3年間保存することが薬剤師法第27条で定められています(設問当時の法令)。診療録の電子保存は所定の真正性・見読性・保存性などの要件を満たす方法で可能です。
各選択肢の検討
a.正しい。検査所見記録は医療法施行規則に定める病院の診療関連記録です。
b.正しい。退院時要約は退院後の外来診療・地域連携に活用されます。
c.誤り。調剤済み処方箋は調剤後ただちに破棄せず、薬局で所定期間保存します。
d.正しい。要件を満たせば診療録等を電子媒体で保存できます。
e.正しい。入院診療計画には入院中の検査、手術、投薬などの治療計画を記載します。
覚えるポイント
処方箋は調剤後も薬剤師法に基づいて保存される。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題 C(問題冊子 p.1–5)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 厚生労働省:薬剤師法第27条(調剤済み処方箋の保存)
- 厚生労働省:医療法第6条の4(入院診療計画書)
- 厚生労働省:医療情報システムの安全管理に関するガイドライン
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。