心臓の解剖と冠血流|第110回医師国家試験B29

第110回医師国家試験 B29(2016年)

正答:a

問題

心臓について正しいのはどれか。

a.冠静脈洞は右房に開口する。

b.大動脈弁には腱索が付着する。

c.洞結節は心房中隔下端に位置する。

d.Valsalva洞は肺動脈の起部に位置する。

e.心筋への冠動脈血流は主に収縮期に流れる。

正答の理由

冠静脈洞は心臓後面を走り右心房へ開口する。大動脈弁には腱索が付着せず、洞結節は上大静脈と右心房の接合部付近に位置する。Valsalva洞は大動脈基部にあり、冠血流は主として拡張期に流れる。

各選択肢の検討

a.正しい。冠静脈洞は心臓の静脈血を集めて右房に開口する。

b.誤り。腱索が付くのは僧帽弁・三尖弁などの房室弁で、大動脈弁には付かない。

c.誤り。洞結節は右房の上大静脈流入部付近にある。

d.誤り。Valsalva洞は肺動脈起部ではなく大動脈基部の洞である。

e.誤り。左室心筋の冠血流は心筋圧迫が緩む拡張期に主に流れる。

覚えるポイント

冠静脈洞の開口部は右房後下部。左室冠血流は心筋収縮による圧迫が解除される拡張期に優位となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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