第110回医師国家試験 B28(2016年)
正答:e
問題
睡眠時無呼吸症候群に行う在宅人工換気療法はどれか。
a.高頻度換気
b.間欠的陽圧換気
c.持続的陽圧換気
d.間欠的強制換気
e.持続的気道陽圧法
正答の理由
睡眠時無呼吸症候群の在宅治療で用いるのは持続的気道陽圧法(CPAP)である。気道に持続的な陽圧を加え、睡眠中の上気道虚脱を防ぐ。
各選択肢の検討
a.誤り。高頻度換気は主に集中治療で用いる人工呼吸法で、睡眠時無呼吸の通常の在宅療法ではない。
b.誤り。間欠的陽圧換気は呼吸相に応じて換気を補助する方式で、この設問の標準的な上気道開存療法ではない。
c.誤り。持続的陽圧換気は人工呼吸器の換気方式を指し、睡眠時無呼吸に用いるCPAPの名称ではない。
d.誤り。間欠的強制換気は人工呼吸器で強制換気を組み込む方式である。
e.正しい。持続的気道陽圧法〈CPAP〉は上気道に陽圧をかけ、睡眠中の虚脱を防ぐ。
覚えるポイント
CPAPは気道開存を保つための持続陽圧療法で、人工呼吸の換気モードと区別する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- American Academy of Sleep Medicine: PAP therapy for OSA
- AASM:睡眠時無呼吸の陽圧療法ガイドライン本文
- 厚生労働省:第110回医師国家試験B問題
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。