第110回医師国家試験 B26(2016年)
正答:d
問題
双胎妊娠で胎盤と数が一致するのはどれか。
a.臍帯
b.胎芽
c.胎児
d.胎嚢
e.羊膜
正答の理由
出題上、胎嚢の数は絨毛膜性に対応し、胎盤の数と対応する。臍帯・胎芽・胎児は通常2つで、羊膜の数は一絨毛膜双胎でも1または2となる。ただし二絨毛膜の胎盤が癒合して一塊に見えることがあり、超音波で見える胎盤塊の数だけでは絨毛膜性を判定できない。
各選択肢の検討
a.誤り。双胎では臍帯は通常2本だが、一絨毛膜双胎の胎盤は1つとなる。
b.誤り。胎芽は通常2つでも、一絨毛膜双胎の胎盤は1つである。
c.誤り。胎児は2人でも、一絨毛膜双胎の胎盤は1つである。
d.正しい。出題上、胎嚢数は絨毛膜性と対応し、胎盤の数と対応する。ただし胎盤の癒合で一塊に見える例がある。
e.誤り。一絨毛膜双胎には一羊膜性と二羊膜性があり、羊膜数は胎盤数と常に一致しない。
覚えるポイント
双胎の卵性・絨毛膜性・羊膜性は区別する。胎盤が癒合して見える場合もある。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- ISUOG Practice Guidelines: role of ultrasound in twin pregnancy
- 厚生労働省:第110回医師国家試験B問題
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。