第110回医師国家試験 A24(2016年)
正答:b
問題
日齢0の新生児。常位胎盤早期剝離のため緊急帝王切開で出生した。在胎40週、出生体重3,285 gであった。出生直後は啼泣がなく、刺激によって30秒後から不規則な呼吸が出現したが微弱であったため、1分過ぎからマスク持続気道陽圧呼吸を開始した。脈拍は出生直後70〜80/分であったが、1分後には100/分以上となった。出生時から筋緊張は正常より低下し全身は蒼白であったが、1分半後から刺激に対して反応が見られるようになった。
この児の1分後のApgarスコアはどれか。
a.1点
b.3点
c.5点
d.7点
e.9点
正答の理由
公式正答は3点(b)です。心拍数が1分時に100/分以上で2点、不規則で微弱な呼吸が1点、蒼白は0点です。筋緊張低下と刺激への反応開始時刻(1分半後)の扱いは原本から採点根拠を明確に再現できず、公式値に従いつつ内訳には留保を付します。
各選択肢の検討
a.誤り。公式正答は3点です。
b.正しい。公式正答値表の正答はb(3点)です。原本記載から刺激反応の1分時点の採点には留保が残ります。
c.誤り。公式正答は3点です。
d.誤り。公式正答は3点です。
e.誤り。公式正答は3点です。
覚えるポイント
Apgarスコアは心拍数・呼吸・筋緊張・刺激反応・皮膚色を各0〜2点で評価する。本問は公式正答3点だが、刺激反応時刻と筋緊張の記載から内訳に留保がある。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(A問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- American Academy of Pediatrics: The Apgar Score
- WHO:Emergency Medical Care Training Manual(Apgar 1分値の5項目と点数)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。