進行食道癌の切除適応|第110回医師国家試験A12

第110回医師国家試験 A12(2016年)

正答:e

問題

進行食道癌で認める因子のうち原発巣を含めた切除術の適応となるのはどれか。

a.肝転移

b.脳転移

c.気管浸潤

d.大動脈浸潤

e.所属リンパ節転移

正答の理由

遠隔臓器転移がある場合や気管・大動脈など隣接重要臓器へ浸潤するT4b病変では、原発巣を含む根治切除は通常困難です。所属リンパ節転移があっても遠隔転移がなく切除可能な範囲であれば、集学的治療の一環として切除適応を検討します。

各選択肢の検討

a.誤り。肝転移は遠隔転移であり、通常根治切除の適応になりません。

b.誤り。脳転移は遠隔転移です。

c.誤り。気管浸潤はT4bに相当し、通常切除不能です。

d.誤り。大動脈浸潤はT4bに相当し、通常切除不能です。

e.正しい。所属リンパ節転移のみなら遠隔転移とは異なり、切除可能例では手術を含む治療を検討できます。

覚えるポイント

食道癌では遠隔転移とT4b浸潤を区別し、所属リンパ節転移だけで切除不能とはしない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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