男性不妊症の原因と治療|第110回医師国家試験A11

第110回医師国家試験 A11(2016年)

正答:d

問題

男性不妊症の原因と対応の組合せで正しいのはどれか。

a.射精障害―テストステロン補充療法

b.精索静脈瘤―精路再建術

c.閉塞性無精子症―ゴナドトロピン補充療法

d.非閉塞性無精子症―精巣内精子採取術

e.低ゴナドトロピン性性腺機能低下症―人工授精

正答の理由

非閉塞性無精子症では、妊孕性を希望する場合に精巣内精子採取(TESE、特に顕微鏡下手術など)を検討します。テストステロン補充は精子形成を抑制し得て、閉塞性無精子症や低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の対応も提示肢とは一致しません。

各選択肢の検討

a.誤り。射精障害は原因評価に応じた対応を行い、テストステロン補充は精子形成を抑え得ます。

b.誤り。精索静脈瘤には精索静脈瘤手術を検討し、精路再建ではありません。

c.誤り。閉塞性無精子症は閉塞解除・再建または精子採取を検討し、ゴナドトロピン補充ではありません。

d.正しい。精巣内精子採取は非閉塞性無精子症で用いる選択肢です。

e.誤り。低ゴナドトロピン性性腺機能低下症はゴナドトロピン等で精子形成を誘導し、人工授精だけでは原因治療になりません。

覚えるポイント

男性不妊では原因別に治療を選び、非閉塞性無精子症では精巣内精子採取を検討する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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