第110回医師国家試験 A6(2016年)
正答:a
問題
卵巣癌について正しいのはどれか。
a.漿液性腺癌が最も多い。
b.放射線療法が標準的治療である。
c.進行癌で発見されることは少ない。
d.子宮内膜症は発生母地とならない。
e.最近10年で我が国の罹患率は低下した。
正答の理由
卵巣癌の組織型では漿液性癌が最多です。卵巣癌は早期に症状が乏しく進行期に見つかることがあり、主な治療は手術と化学療法です。子宮内膜症は明細胞癌・類内膜癌と関連します。
各選択肢の検討
a.正しい。漿液性癌は卵巣上皮性癌で最も多い組織型です。
b.誤り。標準治療の中心は手術と化学療法で、放射線療法ではありません。
c.誤り。卵巣癌は症状が乏しく、進行期発見も少なくありません。
d.誤り。子宮内膜症は明細胞癌・類内膜癌と関連します。
e.誤り。出題当時の国内統計で卵巣癌の罹患率が最近10年で低下したとはいえません。
覚えるポイント
卵巣癌では漿液性癌が最多で、内膜症関連癌には明細胞癌・類内膜癌がある。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(A問題 p.12)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表(A006)
- NCI PDQ: Ovarian Epithelial, Fallopian, and Peritoneal Cancer Treatment, histology and treatment sections
- Trends in gynecologic cancer in Japan: incidence from 1980 to 2019 and mortality from 1981 to 2021 (2024)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。