糖尿病網膜症|第109回医師国家試験I34

第109回医師国家試験 I34(2015年)

正答:b・d

問題

34 糖尿病網膜症の初期からみられる所見はどれか。 2 つ選べ。

a.軟性白斑

b.網膜出血

c.硝子体出血

d.毛細血管瘤

e.網膜新生血管

正答の理由

公式正答はb・d。毛細血管瘤が最初期の所見で、網膜出血も非増殖網膜症の早い段階からみられます。ただし最軽症(mild NPDR)を毛細血管瘤のみとする病期分類では、出血はその次の段階です。

各選択肢の検討

a.軟性白斑。軟性白斑(綿花様白斑)は網膜毛細血管の閉塞による虚血性変化で、糖尿病網膜症の初期所見ではありません。

b.網膜出血。非増殖糖尿病網膜症でみられ、増殖前の比較的早い段階で生じます。ただし病期分類で最軽症を毛細血管瘤のみと定義する場合、網膜出血は最初期そのものではありません。

c.硝子体出血。硝子体出血は増殖網膜症で新生血管が破綻した際に生じる進行所見です。

d.毛細血管瘤。糖尿病網膜症の最初期にみられ、最軽症の非増殖網膜症を定義する所見です。

e.網膜新生血管。網膜新生血管は増殖網膜症の所見であり、初期からの所見ではありません。

覚えるポイント

最初期は毛細血管瘤。網膜出血は非増殖期にもみられますが、最軽症の病期分類とは区別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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