小児皮膚筋炎の診断|第109回医師国家試験I28

第109回医師国家試験 I28(2015年)

正答:d

問題

小児期の皮膚筋炎で正しいのはどれか。

a.男児に多い。

b.悪性腫瘍の合併が多い。

c.死因は横紋筋融解症が多い。

d.診断にはMRIが有用である。

e.抗Jo-1抗体は半数の患者に陽性を示す。

正答の理由

正答はd。小児皮膚筋炎では筋炎を示すMRI所見が診断補助に有用である。小児型は女児に多く、成人発症型と比べ悪性腫瘍との関連は強くない。抗Jo-1抗体は小児例の約半数にみられるものではない。

各選択肢の検討

a.小児皮膚筋炎は一般に男児より女児に多い。

b.悪性腫瘍との関連は成人発症皮膚筋炎でより問題となり、小児で合併が多いとはいえない。

c.重症例の予後には血管障害、消化管病変、感染症などが関わり、横紋筋融解症が主な死因という説明は誤り。

d.正しい。MRIは筋の炎症・浮腫を評価し、診断や活動性評価を補助する。

e.抗Jo-1抗体は成人の抗合成酵素症候群で知られる自己抗体だが、小児皮膚筋炎の半数に陽性となるものではない。

覚えるポイント

小児皮膚筋炎では特徴的皮疹・筋力低下に加え、MRIで筋炎を評価できる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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