不育症の原因|第109回医師国家試験I20

第109回医師国家試験 I20(2015年)

正答:b

問題

不育症の原因として考えにくいのはどれか。

a.子宮奇形

b.月経前症候群

c.甲状腺機能低下症

d.染色体均衡型転座

e.抗リン脂質抗体症候群

正答の理由

正答はb。子宮形態異常、甲状腺機能異常、親の染色体構造異常、抗リン脂質抗体症候群はいずれも流産反復の評価で考慮される。一方、月経前症候群は月経前に反復する身体・精神症状であり、不育症の原因とはされない。

各選択肢の検討

a.子宮中隔などの子宮形態異常は妊娠維持に影響し得る。

b.正しい。月経前症候群は月経周期後半の症状であり、流産反復の原因ではない。

c.顕性甲状腺機能低下症は妊娠転帰に影響し得るため、甲状腺機能を評価し治療する。

d.親の均衡型転座は不均衡な染色体をもつ受精卵・流産につながることがあり、遺伝学的評価の対象となる。

e.抗リン脂質抗体症候群は反復流産と関連し、診断基準を満たす場合に治療対象となる。

覚えるポイント

不育症の代表的原因には子宮形態異常、内分泌疾患、染色体異常、抗リン脂質抗体症候群がある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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