家庭血圧の有用性|第109回医師国家試験I8

第109回医師国家試験 I8(2015年)

正答:b

問題

本態性高血圧患者における家庭血圧の測定について正しいのはどれか。

a.手首での測定を推奨する。

b.早朝高血圧の診断に有用である。

c.150/90 mmHg 以上を高血圧の基準とする。

d.患者の服薬アドヒアランスには影響しない。

e.予後の予測には診察室血圧の方が優れている。

正答の理由

正答はb。家庭で朝夕の血圧を測ると診察室では捉えにくい早朝高血圧を評価できる。測定は原則として検証済みの上腕カフ式血圧計を用いる。家庭血圧の高血圧基準は診察室より低く、家庭での測定は治療継続や血圧管理への関与にも役立ち、予後予測にも重要である。

各選択肢の検討

a.上腕カフ式が標準で、手首式は測定位置の影響を受けやすいため通常は推奨されない。

b.正しい。起床後の家庭血圧により早朝高血圧を捉えられる。

c.150/90 mmHgは家庭血圧の診断基準として高すぎる。出題時の家庭血圧基準は135/85 mmHg以上である。

d.自己測定は患者の血圧管理への参加を促し、治療継続や服薬行動を支える。

e.家庭血圧は診察室血圧より心血管予後と強く関連することが知られ、診察室測定のみより有用な情報を与える。

覚えるポイント

家庭血圧は診察室血圧を補い、早朝高血圧や仮面高血圧の把握に有用である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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