患者情報の守秘|第109回医師国家試験H22

第109回医師国家試験 H22(2015年)

正答:a

問題

22 26 歳の女性。睡眠導入薬の過量服薬による意識障害で搬送され緊急入院となった。入院 2 時間後、別の病棟に勤務している看護師から担当医に「入院した患者は自分の親友で心配なので、現在の病状について教えてほしい」と電話があった。担当医は「この電話で患者の容態について教えることはできない」と看護師に伝えた。理由として適切なのはどれか。

a.診療での患者情報の利用目的から外れるため。

b.情報提供には複数の医師の承認が必要であるため。

c.精神疾患を持つ患者では情報提供が制限されるため。

d.看護師は自分自身で患者情報を閲覧可能であるため。

e.看護師が本当に患者の親友であるか確認する必要があるため。

正答の理由

診療に必要な範囲でアクセス権限を持つ職員でも、業務上の必要なく患者情報を見たり、第三者へ話したりすることはできません。友人かどうかを確認して情報を伝えるのではなく、診療上の利用目的と権限がないため回答を断ります。

各選択肢の検討

a.診療目的以外の職員による友人への情報提供は、患者情報の適切な利用目的を外れます。

b.必要な診療情報の共有に一律に複数医師の承認が必要という規則ではありません。

c.精神疾患の有無で守秘義務が変わるわけではありません。

d.看護師の職務上のアクセス権は、親友の病状を私的に閲覧する権限を意味しません。

e.相手が親友であることを確認できても、本人の同意や業務上の必要がなければ病状は伝えられません。

覚えるポイント

診療に必要な範囲でアクセス権限を持つ職員でも、業務上の必要なく患者情報を見たり、第三者へ話したりすることはできません。友人かどうかを確認して情報を伝えるのではなく、診療上の利用目的と権限がないため回答を断ります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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