第109回医師国家試験 H4(2015年)
正答:a
問題
胎芽・胎児組織の閉鎖不全が原因となる疾患はどれか。
a.髄膜瘤
b.停留精巣
c.総胆管拡張症
d.腸回転異常症
e.Hirschsprung病
正答の理由
髄膜瘤は神経管閉鎖障害の一つで、脊椎後方の閉鎖不全から髄膜が突出する。ほかの選択肢は、下降・回転・管腔形成や神経節細胞の発生に関係する異常で、神経管の閉鎖不全ではない。
各選択肢の検討
a.正しい。髄膜瘤は神経管の閉鎖不全に由来する二分脊椎の一型である。
b.停留精巣は精巣の下降障害で、神経管閉鎖の異常ではない。
c.総胆管拡張症は胆道の先天性拡張であり、神経管閉鎖不全ではない。
d.腸回転異常症は胎生期の腸管の回転・固定異常である。
e.Hirschsprung病は腸管神経節細胞の欠如により腸管運動が障害される。
覚えるポイント
髄膜瘤・脊髄髄膜瘤は神経管閉鎖障害に分類される。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題 H
- 厚生労働省:第109回医師国家試験正答
- CDC: Neural Tube Defects
- CDC: About Spina Bifida
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。