第109回医師国家試験 G34(2015年)
正答:a・d
問題
34 副腎皮質ホルモンについて正しいのはどれか。 2 つ選べ。
a.日内変動がある。
b.血糖値には影響しない。
c.ストレス時に変動しない。
d.コレステロールから生合成される。
e.CRH による直接的な調節を受ける。
正答の理由
副腎皮質ホルモンのうちコルチゾールなどの糖質コルチコイドは概日リズムをもち、コレステロールから合成される。CRHは下垂体を介してACTH分泌を促すため、副腎皮質への直接調節ではない。
各選択肢の検討
a.正しい。コルチゾール分泌はACTH分泌の日内変動に伴い、早朝高値・夜間低値となる。
b.誤り。糖質コルチコイドは糖新生を促進し、血糖値を上昇させる。
c.誤り。ストレスは視床下部・下垂体・副腎系を活性化し、コルチゾール分泌を変動させる。
d.正しい。副腎皮質ステロイドホルモンはコレステロールを前駆体として生合成される。
e.誤り。CRHは下垂体前葉に作用してACTH分泌を促し、ACTHが副腎皮質を刺激する。
覚えるポイント
コルチゾールはコレステロール由来のホルモンで、概日リズムとストレス応答を示す。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- The adrenal gland
- Circadian Rythms of the HPA Axis and Stress|Endotext
- Congenital Adrenal Hyperplasia|Endotext(副腎ステロイド合成経路)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。