第109回医師国家試験 G24(2015年)
正答:e
問題
24 感染性心内膜炎の疣贅を検出する感度が最も高いのはどれか。
a.PET/CT
b.胸部単純 CT
c.心筋シンチグラフィ
d.経胸壁心エコー検査
e.経食道心エコー検査
正答の理由
経食道心エコーは経胸壁心エコーより弁構造を近接して描出でき、小さな疣贅や人工弁周囲病変の検出感度が高い。
各選択肢の検討
a.誤り。PET/CTは人工弁感染などで補助的に有用な場合があるが、疣贅の検出に最も感度が高い検査ではない。
b.誤り。胸部単純CTは疣贅を直接描出する検査ではなく、弁病変の検出感度は心エコーに劣る。
c.誤り。心筋シンチグラフィは感染性心内膜炎の疣贅を評価する標準的な高感度検査ではない。
d.誤り。経胸壁心エコーは初期検査として重要だが、音響窓や疣贅の大きさにより見逃しがあり、経食道法より感度が低い。
e.正しい。経食道心エコーは疣贅の描出感度が高く、感染性心内膜炎の診断や合併症評価に有用である。
覚えるポイント
疣贅を高感度に検出するには経食道心エコーを用いる。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(G問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- JCS 2017 Guideline on Prevention and Treatment of Infective Endocarditis
- JCS 2021 Guideline on the Clinical Application of Echocardiography
- JCS 2017 Guideline on Prevention and Treatment of Infective Endocarditis(J-STAGE先行公開版)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。