眼瞼痙攣と眼瞼開閉|第109回医師国家試験G21

第109回医師国家試験 G21(2015年)

正答:b

問題

21 眼が開かないと訴える患者の顔の写真(別冊 No. 4)を別に示す。病態として最も考えられるのはどれか。

a.筋無力症

b.ジストニア

c.てんかん発作

d.両側動眼神経麻痺

e.両側眼輪筋筋力低下

両眼を閉じ、眼輪筋が強く収縮した顔写真。
別冊No.4 / 出典:厚生労働省・第109回G別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

写真では両側の眼輪筋が強く収縮して眼を閉じている。眼瞼痙攣は局所性ジストニアであり、筋力低下による眼瞼下垂や眼輪筋麻痺とは異なる。

各選択肢の検討

a.誤り。重症筋無力症では眼瞼挙筋の易疲労性による眼瞼下垂や複視を来すが、写真のような強い閉瞼性収縮を説明しにくい。

b.正しい。眼瞼痙攣は眼輪筋などの不随意収縮による局所性ジストニアで、両眼を開けにくくなる。

c.誤り。写真1枚から発作の経過や意識状態は判断できないが、示された両側の強い閉瞼は眼瞼痙攣を最も示唆する。

d.誤り。両側動眼神経麻痺なら眼瞼挙筋麻痺による下垂や眼球運動障害を考えるが、眼輪筋の収縮による閉瞼とは異なる。

e.誤り。眼輪筋の筋力低下では閉眼が不十分になり、角膜露出などを生じる。写真は閉瞼筋の過剰収縮を示す。

覚えるポイント

両側の強い閉瞼では眼瞼痙攣を考え、眼瞼挙筋の筋力低下による眼瞼下垂と区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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