身体活動と大腸癌リスク|第109回医師国家試験F15

第109回医師国家試験 F15(2015年)

正答:d

問題

習慣的な運動によって発症リスクが低下するのはどれか。

a.胃癌

b.肺癌

c.食道癌

d.結腸癌

e.膀胱癌

正答の理由

2015年の公式正答はdの結腸癌です。習慣的な身体活動と結腸癌リスクの低下には強い疫学的根拠があります。ただし現在は、胃癌・食道腺癌・膀胱癌などでも身体活動量と発症リスクの逆相関が報告されており、他の選択肢を「運動で低下しない」と断定することはできません。観察研究の関連は介入による因果効果の証明とも区別します。

各選択肢の検討

a.2015年の公式正答ではない。現在は胃癌でも身体活動量が多い群のリスク低下がメタ解析で報告されています。

b.2015年の公式正答ではない。肺癌の逆相関も報告されていますが、喫煙による交絡の影響が重要です。

c.2015年の公式正答ではない。食道癌のうち食道腺癌では身体活動との逆相関が報告されています。

d.公式正答。結腸癌は身体活動量と発症リスク低下の関連が一貫して示された癌です。

e.2015年の公式正答ではない。現在は膀胱癌でも身体活動量が多い群のリスク低下が報告されており、予防効果がないとは断定できません。

覚えるポイント

身体活動は結腸癌リスクを低下させる要因と関連する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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