1歳6か月児の成長・発達|第109回医師国家試験E32

第109回医師国家試験 E32(2015年)

正答:a・e

問題

標準的な1歳6か月児の成長・発達の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。

a.生歯が12本

b.頭囲が胸囲より大

c.体重が出生時の6倍

d.身長が出生時の2倍

e.パラシュート反射の存在

正答の理由

乳歯は前歯から生え、第1乳臼歯が1歳半頃に加わるため、12本は標準的な目安の一つです。またパラシュート反射は乳児期後半に出現し、1歳6か月でもみられます。頭囲と胸囲が逆転する時期には資料間で幅があるため、公式正答のa・eを採り、bは一律の標準所見とは扱いません。

各選択肢の検討

a.正しい。乳歯は下顎中切歯から生え始め、第1乳臼歯は1歳半頃に萌出するため、1歳6か月では約12本が標準的な目安の一つです。萌出時期には個人差があります。

b.誤り。頭囲と胸囲は1歳頃に近づき、胸囲が頭囲を上回る時期には資料によって幅があります。1歳6か月で頭囲が胸囲より大きいことを標準所見とするのは適切ではありません。

c.誤り。体重は出生時の約3倍が1歳頃、約4倍が2歳頃の目安で、1歳6か月で6倍にはなりません。

d.誤り。身長は1歳頃に出生時の約1.5倍、4歳頃に約2倍となるため、1歳6か月では2倍には達しません。

e.正しい。パラシュート反射は乳児期後半に出現する姿勢反射で、1歳6か月でもみられます。

覚えるポイント

1歳6か月では萌出歯数や姿勢反射と、頭囲・胸囲・体重・身長の年齢別推移を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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