第109回医師国家試験 E26(2015年)
正答:c
問題
治療法の模式図を示す。
この治療法はどれか。
a.血液透析
b.腹膜透析
c.血漿交換
d.血液濾過
e.血液吸着

正答の理由
模式図では血液を体外循環させて血漿分離器で血漿を血球成分から分け、除去した血漿を廃棄しながら血液製剤で置換して返血しています。これは血漿交換です。
画像の見方
問題本冊Eの物理17頁にある図版を切り出し、抗凝固薬、血流ポンプ、血漿分離器、血液製剤、廃棄液、脱血・返血のラベルと回路方向を原本およびPNGで確認した。
各選択肢の検討
a.誤り。血液透析では透析膜を介して溶質・水分を除去し、血漿そのものを分離して置換する流れではありません。
b.誤り。腹膜透析では腹膜を透析膜として腹腔内透析液との間で物質交換を行います。
c.正しい。血漿分離器で患者血漿を除去し、血液製剤などの置換液を補って返血する操作が血漿交換です。
d.誤り。血液濾過では濾過膜を通じて血漿水と溶質を濾過し、補充液を加えます。図のような血漿の分離除去・血液製剤置換とは区別されます。
e.誤り。血液吸着は吸着材に特定物質を結合させて除去する方法で、血漿を分離・廃棄する模式図ではありません。
覚えるポイント
血漿分離器で血漿を除去し、置換液を補う体外循環療法が血漿交換。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- Recommendations for Therapeutic Apheresis by the Section “Preparative and Therapeutic Hemapheresis” of the German Society for Transfusion Medicine and Immunohematology
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。