第109回医師国家試験 E24(2015年)
正答:e
問題
嗄声を主訴に来院した成人にまず行う発声機能検査はどれか。
a.音響分析
b.呼気流率
c.筋電図検査
d.喉頭内視鏡検査
e.最長発声持続時間
正答の理由
最長発声持続時間は、一定の母音をできるだけ長く発声した時間を測る簡便な空気力学的検査です。まず行う発声機能検査として適切です。
各選択肢の検討
a.誤り。音響分析は基本周波数や周期変動などを機器で解析する検査で、最初に行う簡便な発声機能検査ではありません。
b.誤り。呼気流率は発声中の呼気流を測定する空気力学的検査ですが、最長発声持続時間より測定機器が必要です。
c.誤り。喉頭筋電図は神経筋機能を評価する侵襲的検査で、嗄声に対する初期の発声機能検査ではありません。
d.誤り。喉頭内視鏡は嗄声の器質的原因を観察する重要な検査ですが、発声機能検査として問われる簡便な最初の測定は最長発声持続時間です。
e.正しい。最長発声持続時間は最大吸気後に母音を持続させ、その時間を測る簡便な空気力学的指標です。
覚えるポイント
最長発声持続時間は嗄声の初期評価で用いる簡便な発声機能検査。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- 音声障害診療ガイドライン2018年版(日本音声言語医学会・日本喉頭科学会、本文PDF)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。