児頭の浮動と児頭骨盤不均衡|第109回医師国家試験E23

第109回医師国家試験 E23(2015年)

正答:d

問題

妊娠41週で児頭骨盤不均衡を示唆する児頭の所見はどれか。

a.応形

b.嵌入

c.固定

d.浮動

e.骨重積

正答の理由

妊娠41週で児頭が骨盤入口部に固定・嵌入せず浮動している所見は、児頭が骨盤内へ進入できていないことを示し、児頭骨盤不均衡を疑う根拠になります。

各選択肢の検討

a.誤り。応形は産道を通る際の児頭の形状変化であり、児頭が骨盤入口部に進入できないことを直接示す所見ではありません。強い骨重積を伴う場合には分娩進行障害の評価が必要です。

b.誤り。嵌入は児頭の最大横径が骨盤入口を通過した状態で、浮動とは反対に入口部を通過しています。

c.誤り。固定は児頭が骨盤入口部に固定した状態を指し、骨盤入口部上で動く浮動児頭とは異なります。

d.正しい。妊娠末期でも児頭が骨盤入口部上にあり、用手的に移動する浮動は、骨盤内へ進入していないことを示し児頭骨盤不均衡を示唆します。

e.誤り。骨重積は分娩時の圧迫で児頭骨が重なる所見で、児頭の浮動そのものを表しません。

覚えるポイント

分娩前の児頭の嵌入・固定状況を確認し、妊娠末期の浮動は児頭骨盤不均衡を疑う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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