思考障害の用語|第109回医師国家試験E22

第109回医師国家試験 E22(2015年)

正答:e

問題

症候とその説明の組合せで正しいのはどれか。

a.強迫観念―自分のものでない考えが勝手に浮かんでくる。

b.思考途絶―思考が不活発で考えが前に進まない。

c.支配観念―思考が外部から支配される。

d.反響言語―主題はそれないが細部にこだわる。

e.連合弛緩―関連のない観念が浮かんできてまとまらない。

正答の理由

連合弛緩は、観念間の論理的なつながりが失われ、話のまとまりを欠く思考の障害です。選択肢eの説明がこれに当たります。

各選択肢の検討

a.誤り。自分の考えではないものが外から入れられたと感じるのは思考吹入であり、強迫観念は反復して侵入する考えを自分の思考として自覚し、抵抗しようとするものです。

b.誤り。思考途絶は思考の流れが急に中断する現象で、思考制止・思考抑制は考えが進みにくくなる状態です。

c.誤り。支配観念は強い関心や情動を伴って思考を占める観念で、外部から思考を支配される体験とは異なります。

d.誤り。反響言語は他者の言葉をそのまま、または遅れて反復することです。主題からそれず細部にこだわるのは迂遠です。

e.正しい。連合弛緩では観念間の関連が弱くなり、思考や発話がまとまりを欠きます。

覚えるポイント

思考の流れ・つながりの異常を、思考途絶・迂遠・連合弛緩などに区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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