第109回医師国家試験 E9(2015年)
正答:a
問題
ある感染症を発症した患者数をその発症日ごとに図に示す。この感染症の発生状況の要因として最も考えられるのはどれか。
a.潜伏期
b.風土病
c.栄養状態
d.患者年齢
e.集団免疫

正答の理由
正答はaです。発症の山がほぼ一定間隔で繰り返す流行曲線は、患者から次の患者へ感染が続く伝播を示唆します。次の発症波までの間隔には潜伏期が関与しますが、図だけで感染症名や正確な潜伏期間までは決められません。
各選択肢の検討
a.正しい。発症の山が一定間隔で反復するパターンは、感染から発症までの潜伏期間を経た二次感染の連鎖を示唆します。
b.誤り。風土病は特定地域で恒常的にみられる状態を指し、このような反復する流行曲線の直接要因ではありません。
c.誤り。栄養状態は個人の感受性に関係し得ますが、図の周期的な発症波を最も説明する要因ではありません。
d.誤り。年齢分布は罹患リスクに影響しますが、図の波の間隔を説明しません。
e.誤り。集団免疫は流行規模や広がりを左右しますが、図の反復周期の直接の説明ではありません。
覚えるポイント
反復する発生波と潜伏期。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第109回医師国家試験問題および正答
- 第109回医師国家試験問題(E問題)
- 第109回医師国家試験正答値表
- Describing Epidemiologic Data | Field Epi Manual | CDC
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。